アプリケーション研究 🇷🇺 11.08.2026 11:03

AIはグリーンエネルギー開発よりも石油採掘を加速させる

MicrosoftMicrosoft IBMIBM
マイクロソフトの調査によると、石油・ガス業界にAIを適用すると、採掘効率の向上により世界のCO2排出量が最大5%増加する可能性があり、再生可能エネルギーの進展を上回る。AI最適化による化石燃料生産からの隠れた排出量は、データセンターの直接排出量の10倍になる可能性がある。
Microsoftの研究者らは、全球計算可能一般均衡モデルを用いて、AIを化石燃料および再生可能エネルギーの両部門で生産性を向上させる技術として分析した。その結果、高度なAIアルゴリズムの並行導入により、世界の排出量は年間約4.7億~18億トンの二酸化炭素(CO2)増加する可能性があり、これは2024年の世界のエネルギー排出量の1.2~4.8%に相当することが判明した。その理由は、石油・ガス採掘におけるAIによる効率向上が、太陽光・風力発電における同様の改善よりも経済効果が強いためである。AIは地質データの分析、埋蔵量の評価、掘削リスクの低減、坑井の運用・保守の最適化に使用され、生産コストを削減し、これまで経済的に採算が取れなかった資源の採掘を可能にする。ウッド・マッケンジーは、AIにより追加で4700億~1兆バレルの石油が経済的に採掘可能になると推定し、ゴールドマン・サックスは、AIにより米国シェールの回収可能埋蔵量が8~20%増加し、掘削コストが約30%削減されると述べている。IBMの調査によると、石油・ガス企業の44%が探査にAIをすでに使用しており、45%が3年以内に導入を計画している。再生可能エネルギー分野では、AIは太陽活動や風速の予測改善、故障検知、グリッド最適化、バッテリー充電の効率化に貢献し、生産性を最大30%向上させ、年間最大5億トンのCO2排出を防ぐ可能性がある。しかし、研究によると、石油・ガス生産性の1%向上ごとに排出量を相殺するには、再生可能エネルギーの生産性を4~5%向上させる必要があり、物理的・行政的な障壁が残る。研究者らは、他の部門におけるAIアプリケーションからの隠れた排出量(データセンターの直接排出量の最大10倍に上る可能性がある)を考慮するよう求めている。
出典: 3DNews — 原文
関連記事 ↓
新着ニュース