研究アプリケーション 🇺🇸 27.07.2026 20:04

世界初のチャットシステムが性格を変えられる可能性:ELIZAコードが新たな秘密を明らかに

MITMIT
新たに発見された史上初のチャットボットELIZAのソースコードは、従来考えられていたよりもはるかに複雑なプログラムであることを示している。ELIZAは心理療法士を模倣するだけでなく、複数の「性格」(スクリプト)を切り替えるプラットフォームであり、スクリプトの編集や文脈の記憶も可能だった。この発見は、初期のAI開発に対する理解を変えるものである。
マサチューセッツ工科大学(MIT)のアーカイブで最近発見されたELIZAプログラムのソースコードを、研究者グループが調査した。従来、ELIZAはユーザーに誘導的な質問をする「親切な女性セラピスト」として主に知られていた。しかし、コードの分析により、ELIZAは単なるパターンマッチングのチャットボットではないことが明らかになった。それは複数の「パーソナ」(スクリプト)をサポートする複雑なプラットフォームであり、有名なDoctorスクリプト(心理療法士を模倣)のほか、天気、数学、詩、色、パラドックス、エレベーター、さらにはフランスについて議論するスクリプトも含まれていた。システムとスクリプトを分離するELIZAのアーキテクチャは、設定をデータとして扱う構成、プラグインアーキテクチャ、ドメイン固有言語など、現代のソフトウェアパターンを先取りしていた。研究者らは、心理療法士の役割の選択は技術的な便宜によるものだと指摘する。この役割は、現実世界の広範な知識を必要とせず、一般的な自由回答形式の質問をすることができたからだ。他のスクリプトは異なる性格を形成しており、例えばニューイングランドでの雑談用のNewengスクリプトでは、「NICE AND COOL」や「UP THERE」などのフレーズが使われる。このように、ELIZAは人間とコンピュータの相互作用の認識を変えただけでなく、1960年代の時点で開発者がカスタマイズ可能な性格を持つチャットボットの基盤を築いていたことを示している。
出典: IEEE Spectrum AI — 原文
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