米連邦準備制度理事会(FRB):AIデータセンターのブームは2008年以前の世界金融危機に類似
米連邦準備制度理事会(FRB)の当局者は、AIデータセンター建設ブームの金融安定性リスクについて懸念を表明しており、2007年から2008年の住宅危機との類似性を指摘している。一部は潜在的なバブルと見る一方、ニューヨーク連邦準備銀行総裁のジョン・ウィリアムズ氏のように、借入が高収益企業によって管理されていると指摘し、そのリスクを軽視する向きもある。
米連邦準備制度理事会(FRB)の当局者らは、人工知能(AI)ブームが金融安定性にもたらすリスクについて議論し始めていると、ロイター通信が伝えた。サンフランシスコ連邦準備銀行のメアリー・デイリー総裁は、AIへの投資のペースと規模は深刻な懸念事項であり、特にレバレッジ(借入依存度)の上昇が懸念されると述べ、FRBは潜在的な市場の失敗を監視するための「ダッシュボード」を必要としていると指摘した。カンザスシティ連邦準備銀行のジェフ・シュミッド総裁もこれらの懸念に同調し、データセンターとエネルギー供給業者間の循環的なコミットメントが過度のリスクテイクにつながる可能性や、火花が火災を引き起こす可能性があるかどうかを疑問視した。悲観論者はこの状況を2008年の世界金融危機前の米住宅市場と比較する声さえあり、シュミッド氏はAI産業が「大きすぎて潰せない」状態になりつつあるのかと問いかけた。しかし、ニューヨーク連邦準備銀行のジョン・ウィリアムズ総裁はこれに反対し、AI投資のための借入は高収益企業によって管理されているため、これはバブル状況ではないと述べた。アポロ・グローバル・マネジメントのチーフエコノミスト、トルステン・スロック氏は、データセンター建設の規模は2005年の住宅ブームのピーク時の国内総生産(GDP)比6.6%の半分にも満たないと付け加えた。オックスフォード・エコノミクスによると、世界で約850のデータセンターが建設中で、総額は約7兆ドルに上り、米国が最多(228件)、中国がそれに次ぐ(98件)となっている。2025年後半には、米国のデータセンター建設費はオフィスビルや世界の石油産業への投資をも上回った。ターナー建設だけでも2025年にデータセンター事業で94億ドルを計上し、2020年の5倍以上となった。急速な建設は電力網にも負担をかけ、電気料金の上昇や地域住民の抗議を引き起こしている。
出典: CNews —
原文
